メモ帳

※注意※「色々酷い事を書いているので閲覧注意」

【第二章】少し前のとあるマイクラ戦争鯖の話【13】葬式

この鯖には特殊なイベントがありました

それは「葬式」と言われるもの

 

通常、葬式と言えば亡くなった人のために行うものですが

このマイクラの戦争鯖では、一風変わった代物で

なんと、チートや荒らし行為でBANされた方々の葬式です

 

普通、BANされた人の葬式なんてありませんし

大体は文章で、この人とこの人がBANされました 程度で終わってしまいます

ですが!この素晴らしい鯖は「葬式」を始めたんです!

 

さて話は「葬式」の前日から始まります

 

夜10時ごろ、本拠地で作業をしていたらチームチャットで

「明日、葬式やるらしい」と副リーダーだったかが言いました

「えっ?何の葬式なんだろう・・・」と思ったら

「この前、BANされたやつらの葬式だ」と続けて言いました

それを見た瞬間、大爆笑しました

 

だって、今まで見たことも聞いたこともなかったんです

BANされた人達の葬式だなんて

正直、BANされた人たちが良い人かどうかと言われたら普通に悪い人たちでした

なので、特に送別会とかするつもりなんて、一切誰も思っていませんでした

 

その場にいたみんながチャットで大笑いしていました

そしたら副リーダーが

「喪服作るから、スキン頂戴」と

葬式用に、自分たちのスキンを借り

翌日の1時間前までに作って、皆にそれぞれのスキンの喪服を渡したんです

 

さて、夜の11時過ぎから葬式が始まるんですが

会場が、いつも敵対している青軍の基地で行われると聞き

いつもゲリラ活動でしか侵入しない敵基地に堂々と入れるなんて夢にも思っておらず、めっちゃワクワクしていました

 

さて、時間になったので移動をしようとしたんですが

それなりに距離があったので車2台で分乗し向かいました

いつもは激しい銃撃や爆撃戦車や馬が走り回る市街地を通り抜け

敵基地に到着しました

正門が大きく開いており、いつもは上がっている橋も今日は降りていました

橋を渡り、城壁と正門を抜けると、中庭が広々と広がっていました

門をくぐるとすぐに警備員と誘導員がいました

誘導員に従いながら、青軍の本拠地の左側にある

シェルターの前まで誘導され、そこの駐車場に止め、車を降りました

どうやら、シェルターの中が会場のようでした

地下へ続く階段を降り、10mぐらい降りたらドアが見えてきました

 

ドアを開け、会場に入って初めに目に入ったのはもちろん

BANさえた人達の祭壇、一面真っ白な壁

そして部屋の中央には真っ赤なカーペットが敷いてあり

その左右には椅子が準備されていました

自分たちは左側に座りました

始まるまで少し時間があったので周りを見渡していたらびっくりしました

入ってきた入り口のすぐ横に2mほどの台があり

その上にAK-47を持った兵士がいたんです

ちなみにこの会場に武器を持ち込むことは禁止されていました 公式によって

ただ、昨日まで殺し合った仲、誰が銃を乱射するかもしれない状況

たしかに武装した警備兵がいることは間違いではありません

武装禁止だったので一瞬ギョっとしました

 

それから、各国の参加者が続々、入室してきました

全員、顔見知りです

 

つい1時間前まで戦っていた人達ですが、様々な人が来ました

 

10分ほどしてから、葬式が始まりました

 

司会が青軍リーダーと鯖の運営者が務め

初めの挨拶を始めました

「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました」

そこからBAN者達の紹介

「なんか調べたら色んなアイテムを取っていたので今回葬式を執り行うことになりました」

など、笑いを誘う場面もたくさんありました

 

一通り、話が終わると、お坊さんをお呼びし、本当のお経を読み始め

そしてお焼香が始まりました

各国が順番にお焼香していくんですが

棺桶にごみを投げつけたり、入れたりして、とても敬意がありました

20分程度、お葬式が続き終わりが来ましたが

何やら火葬まですることになりました

 

会場はせっかくなので、赤軍(自分がいる国)でとなり

移動することになりました

外に出た時、本当に現実で味わうような、なんていうでしょうか

イベントの後の外という感じがしました

 

さて外では、棺桶を運ぶのをどうするのか話し合っていました

霊柩車なんて戦場にあるわけがないのでどうしようかと

最終的に、軍用トラックで運ぶことになりました

帰りも車に分乗し、各国の人達と一緒に青軍の基地を出たので

車が10台近く、軍用トラック(霊柩車)1台、戦車2台、ヘリ1機 という

はたから見ると暴走族のような感じで、市街地を通り、故人の最後のドライブをし

赤軍の基地に到着しました

自分は一旦基地に入り、城壁の上に登り、火葬の様子を眺めていました

そのころにはゲーム内で夜になり、いい雰囲気の中、火葬が始まりました

 

初めは、トラックに火炎瓶を投げ、燃やそうとしたんですが中々燃えなかったので

溶岩の池を作り、そこにトラックごと突っ込んだんですが

ゲームの使用上、トラックが燃えず

最終手段で、RPGをトラックにぶち込み、爆散させ、火葬が終わりました

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多分、言葉では伝えられないぐらい、素晴らしいイベントでした

準備から終わりまで、とても手が込んでいて、面白いところがたくさんありました

 

ちなみにその後、ノリで他国に見学することになり、様々な国を案内してもらいました

数時間だけの停戦でしたが、今まで経験したことがなく

クリスマス休戦もこんな感じだったんだなあ と当時感じました