【第二章】少し前のとあるマイクラ戦争鯖の話【15】裏切り者?
他国からの攻撃が激しくなる中、とある事件が起こった
この事件は様々な意見があり、正直わからない話です
いつ起こったのかはわからない
だが、他国の攻撃ヘリの襲撃が多くなり
また、少しずつだが新人が増えてきた時期だった
この時も相も変わらず初心者さんの案内をしていたのは自分であったし
やはり相も変わらず資源採取や配分も滞っていた
いずれ、誰かしらの資源がなるなることが目に見えていた時期だった
そこに他国からの襲撃が増え始めたんです
ほとんど8割から9割がたは攻撃ヘリと航空機での襲撃で
特に攻撃ヘリが多かったです
殆ど航空勢力だったので、初めは対空砲を使用していましたが陣地転換が出来ず、またこちらからは敵機が見えないのに相手から見える(バグもあったし基地であったので大体の場所がわかる)ため撃墜するよりも撃破されることが多かったので
途中から、RPGによる対空射撃に変更しました
確かに、身を隠しやすく、どこからでも打てるので、やられることは少なくなりました
しかし、対空砲よりも資源消費が激しく
また、大量に弾頭を消費するため、補給が追い付かず
(命中率は10発撃って1発でも当たればいいぐらい)
屋上にあったRPG弾頭置き場も1回の戦闘でなくなるほどでした
供給がまったく間に合っていませんでした
そんなときにとある事件が起こりました
新人が国の資源を盗んだ というニュースが自分の下に届きました
それを聞いた自分は二つの事を思いました
1つは「いずれ資源関係で事件が起きること そしてそれはベテランではなく新人から起こるものだろう」という予想が当たったこと
2つめは「誰がやったか」
1つ目はすぐにどうでもよくなりましたが、誰がやったか、これが凄く重要でした
国にいる新兵は10から20名程度で、どの人も良い人か悪い人かわからない状況です
少なくとも自分が接した方々は良い人だったと信じたいです
とにかく、事件が起こり、すぐさま事情を聴きに行き
どうやら、深夜近くで国にも誰もおらず、屋上の弾薬が尽き、近場の箱の中にあった鉄を使用して弾薬を生産したらしいとのこと
こんなことで裁くのか!と怒りが湧きました
そのあとすぐに容疑者に話を聞きに行きましたが
事件に関して聞いても「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」としか答えてくれませんでした
自分はすぐに行動を起こすべきかどうか迷いました
こんなくだらない問題で新人を裁く必要はない
という考えがあったので、抗議の意味も込め「追放するのであれば自分もする」と言おうと思いました
しかし、思いとどまりました
(この思いとどまったのは、のちに引きずることになります)
思いとどまった理由は
不安定な国政をもっとひどい状況にしていいのか?たった一人のために?
自分がもしいなくなった場合、他の人の状況は変わるのか?
といった理由でした
正直、逃げたと思われても そうです と答えるしかない対応です
いずれにせよ、この問題は容疑者の追放ですぐに幕を閉じました
数年後、当時を知っている方に話を聞いたら、その資源を盗んだ奴はとんでもないろくでなしだったと聞きました
ですが、少なくとも自分といる時はとても献身的な方でした
もしかするとそれは自分を騙すために行ったいたことかもしれません
正直、何が真実で何が正解だったか、今では誰もわかりません
この話は、どれが真実かわからぬまま、歴史とも言えない河に消えてゆきました